
新潟市ライブ119のデモンストレーション。市消防局の職員が、指令管制センターで通報者のスマホ映像を見ながら対応を指示した=新潟市中央区鐘木
新潟市消防局は、通報者のスマートフォン(スマホ)のカメラ機能を使って、現場状況を映像で把握する「新潟市Live(ライブ)119」の運用を開始した。消防局は映像情報をリアルタイムで受け取れるようになり、事故や火災の状況を詳しく把握できる。このほか、通報者に胸骨圧迫(心臓マッサージ)などの応急手当の具体的な指導が可能になる。
新潟市消防局が映像通報システムの運用を始めたのは9月2日。新潟県内での導入は長岡、柏崎、糸魚川の各市の消防本部に続き4例目となる。2日には新潟市中央区の市消防局で、新たなシステムのデモンストレーションが行われ、報道関係者に公開された。
新システムは、火災や事故、急病で119...
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