
通報者に現場の映像を送ってもらう「ライブ119」の訓練=南魚沼市消防本部
新潟県の南魚沼市消防本部は、119番通報時に通報者のスマートフォンから現場の映像を送ってもらい、消防本部が状況をより正確に把握するシステム「Live(ライブ)119」の運用を始めた。映像を踏まえて通報者とやりとりすることで、効果的な応急処置が可能になる。南魚沼市消防本部管内は登山客の遭難やスキー関連の事故など、現場到着までに時間がかかるケースも多く、システムを活用し、一人でも多くの命を救いたい考えだ。
「映像での通報にご協力できますか」「心臓マッサージがうまくできていないように見えますので、見本の動画を送ります」
9月下旬、南魚沼市消防本部。登山中の60代男性が心肺停止で倒れていたところを、別の登山者が発見した想定で、ライブ119を使った訓練が...
残り751文字(全文:1078文字)