郷土料理研究家の井部真理さんに教わりながらさかきん発酵鍋を作る児童たち=上越市下荒浜の八千浦小
郷土料理研究家の井部真理さんに教わりながらさかきん発酵鍋を作る児童たち=上越市下荒浜の八千浦小

 新潟県上越市下荒浜の八千浦小学校5年生の22人が、授業で仕込んだみそや上越産の酒かすを使った「さかきん発酵鍋」作りに挑戦した。地元産の野菜などが入った具だくさんの鍋を味わい、地域の食文化に親しんだ。

 5年生は上越の食や発酵について学んでいる。その一環で1月24日、上越市出身で「発酵学の父」として知られる坂口謹一郎博士の愛称にちなんださかきん発酵鍋を作った。

 上越市の郷土料理研究家、井部真理さんと、2024年にみそ造りを指導してもらった山本味噌醸造場から営業部長、山本幹雄さん(52)を講師に招いた。

 上越産の白菜や油揚げなど、五つの班ごとに具材を用意し丁寧に刻んだ。井部さんは「酒かすは事前に別...

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