
新潟市中心市街地
立春の2月3日、新潟地方気象台は新潟県を含む北陸地方に、全国に先駆けて「春一番」が吹いたと発表した。北陸地方の発表を始めた1999年以降最も早く、2024年より12日早い観測となった。
2月3日は日本海にある低気圧が発達しながら東北東へ進み、北陸地方ではやや強い南寄りの風が吹いた。気象台によると、3日午後2時までに、金沢市で最大風速10・1メートル、富山市で7・8メートル、新潟市中央区で7・2メートルを観測した。
春一番の発表基準は地方によって異なるが、北陸地方は、立春から春分までの間に最大風速が10メートル以上の南寄りの風が吹くことなどが条件となっている。これまで最も早かったのは2019年の2月4日だった。ことしは立春が例年より1日早い2月3日だったことも、記録更新に影響した。...