東京高裁が入る合同庁舎=東京都千代田区
東京高裁が入る合同庁舎=東京都千代田区

 新潟県湯沢町が十日町市を相手取り境界線の画定を求めた控訴審判決で、東京高裁(松井英隆裁判長)は2月6日、一審新潟地裁判決を変更し、湯沢町が主張する境界線を全面的に認めた。一審で一部認められた十日町市側の主張を退け、湯沢町の面積が一審より広がる形で境界線を画定した。十日町市は上告するかどうか明らかにしていない。

 2023年6月の新潟地裁の一審判決では、高津倉山北側にある既存の境界線=図A-D=を十日町市側にずらし、湯沢町が主張する境界線=図A-B=を採用。十日町市が固定資産税の課税権を持っていたガーラ湯沢スキー場...

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