
ニセコエリアのスキー場=1月8日、北海道倶知安町
ロシアのウクライナ侵攻などを契機とする物価高が収まらない。「インフレ時代」に揺さぶられる人々の暮らしや地域経済を取材した。(5回続きの2)
訪日客が急増する世界的なスキーリゾート、北海道のニセコエリア。英語があふれる街中で、1食1万円のすしに外国人が「普通の値段」と舌鼓を打つ光景は「異国」だった。膨れ上がったニセコマネーは住民を翻弄(ほんろう)し、暮らしに影を落とす。
- 前回<1>命支える「子ども食堂」、物価高で瀬戸際の運営
- 北海道、カナダより「エブリシングイズベター」 豪州のスキーヤーを魅了する新潟・妙高高原の雪質、昔ながらの日本らしさ
- ニセコに並ぶ?妙高高原で高級ホテルを軸にリゾート開発 [シン誘致時代・新潟経済]エリア狂想曲<2>発
▽ラーメン2千円、サンドイッチは5千円...
残り1157文字(全文:1362文字)