新潟地方気象台は2月12日、暴風と雷、突風に関する気象情報を発表した。日本海に発生した低気圧が東に進む影響で冬型の気圧配置となり、新潟県内は13日、大気の状態が不安定になる。昼前にかけて海上では非常に強い風が吹き、下越と佐渡の陸上では暴風となる。
予想される最大瞬間風速は、下越の陸上で35メートル、下越の海上と上中越、佐渡で30メートル。気象台は「暴風で落雪が起きる可能性がある。13日は昼以降も強風が予想されるので注意してほしい」としている。
強風やこれまでに降った雪の影響で、JR東日本は13日、特急いなほやしらゆきの上下線の一部を計画運休する。在来線では、磐越西線の会津若松(福島)-津川、只見線の会津若松-大白川で終日運休するほか、各線の始発を午前10時ごろに遅らせる。上越線は大雪が見込まれるため、水上(群馬)-六日町で始発から正午ごろまで上下線とも運転を見合わせる。
記録的な大雪を受け、県は12日、災害救助法の対象地域に、妙高市の妙高高原地域を追加すると発表した。既に適用されている阿賀町や長岡市、上越市などを含め県内の対象自治体は7市町に広がった。
JR東日本新潟支社によると、12日は磐越西線、只見線の一部区間で運休するなど、普通列車計31本が運休、1本が遅れ、約2千人に影響した。
新潟県内の積雪状況[24時間比] 雪はどのくらい降っている? 積雪の深さは?
▼新潟県内各地の天気予報