代表質問が行われた県議会2月定例会=2月20日、県議会議場
代表質問が行われた県議会2月定例会=2月20日、県議会議場

 新潟県議会の2月定例会本会議が2月20日開かれ、代表質問で笠鳥公一副知事が答弁に立つ場面があった。副知事が本会議で質問され、答弁することは極めてまれ。議会事務局によると、1992年3月以来、33年ぶりの出来事だった。

 未来にいがたの大渕健氏が、県新発田地域振興局で起きた官製談合事件の調査を巡って質問。真相究明のため関係者の調書類などが含まれる刑事裁判記録の確認を繰り返し県に求めたが、担当の大田正信総務部長が応じてこなかったことに不満を抱き、上司に当たる笠鳥氏に対し「部長に指示や助言をしたのか」と迫った。

 笠鳥氏は直接的には答えず、供述調書などの裁判記録を確認しても県には捜査権がなく、事実確認...

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