
ル・レクチエの生産者が参加した褐色斑点病の対策研修会=三条市下保内
葉や果実に病斑が出る「褐色斑点病」による2024年産西洋ナシ「ル・レクチエ」の出荷量落ち込みを受け、新潟県央地区の生産者を対象にした対策研修会が、三条市のJA施設で開かれた。参加者は病気の抑え込みに向け、感染源となる落葉処理の徹底を確認した。
県央の三条市や加茂市はル・レクチエの主要産地。研修会はJAえちご中越なんかん北営農センターなどが2月上旬、2回にわたり実施し、計約80人が参加した。
研修会で講師を務めた新潟県三条農業普及指導センターの担当者によると、2024年は例年より早い5月上旬に褐色斑点病の葉が見られた。管内で調査した葉のうち病気の割合を示す「発病葉率」は8月に入り急上昇。9月2...
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