
ぶどうスキー場最後の日、多くの親子連れらが来場した=3月9日、村上市
新潟県内最北のスキー場として37年間にわたり、親しまれてきた村上市蒲萄(ぶどう)の「ぶどうスキー場」が3月9日、営業を終えた。感謝イベントも開催され、別れを惜しむ多くのスキーヤー、スノーボーダーが名物の急斜面と絶好の眺望を満喫した。
ぶどうスキー場は旧朝日村が1988年度に開業し、現在は村上市が運営している。開業当初、2万人超の来場があったが、2002年以降はほぼ1万人を割り込んでいた。市は利用客の減少やリフトの老朽化などの理由から今季限りの閉鎖を決めていた。
最終日は約1300人が来場し、朝一番のリフトには長蛇の列ができた。山頂は朝日連峰や日本海まで一望できる風景を友人や家族とともに写真撮影する人でにぎわった。
感謝祭と銘打ったイベントも開催され、最後は地元クラブや愛好者によるパレード滑走と打ち上げ花火がフィナーレを飾った。
友人と...
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