
展示作品を見つめる丸岡稔さん。長年にわたって自然を描き続けてきた=長岡市学校町1
新潟県長岡市で長年医師を務める傍ら、市内外の自然を描いてきた丸岡稔さん(97)が、長岡市学校町1の市美術センターで個展を開いている。40年以上題材にしてきた信濃川の作品など約90点を展示しており、「この規模で個展を開くのは初めて。元気なうちにたくさんの人に見てもらいたい」と呼びかけている。
中条町(現胎内市)出身。東北大学医学部を卒業し、県内外の病院に勤め、1991年に長岡市宮内5に丸岡医院を開業した。絵は幼少期に兄の影響で始め、独学で油絵を習得した。
作品制作は全て、川のほとりや山の麓など現地で行う。展示会場には、季節ごとに多彩な表情を見せる信濃川や、厳しい寒さの中にそびえ立つ富士山など、...
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