上越市発注工事の入札を巡るミスについて市側が説明した記者会見=12日、上越市木田1の上越市役所
上越市発注工事の入札を巡るミスについて市側が説明した記者会見=12日、上越市木田1の上越市役所

 新潟県上越市は3月12日、総合評価方式で行った2024年度の市発注工事の入札について、4件で評価点の計算に誤りがあり、そのうち1件では本来ならば落札者とならない業者が落札、受注したと発表した。この工事は既に完了している。

 総合評価方式は入札価格以外に、企業の地域貢献度や技術力などを加算して契約先を決める方法で、24年度は11件の工事入札で採用した。

 市によると、担当者の思い込みなどから一部で評価点を更新せず、古い数値を使ったため誤りが出た。

 別の業者に発注し、工事が終わったのは、予定価格2748万9千円の河川災害防止工事。市は3月6日、本来の落札業者など計5社に謝罪した。他に誤りがあった下水...

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