3月末で現役を引退する陸上女子800メートルの広田有紀(29)=サトウ食品新潟アルビレックスRC=が19日、新潟市中央区で報道陣の取材に応じた。研修医との“二刀流”を貫いた競技生活を振り返り「両立してきたことで、応援や笑顔にふれる機会が誰よりもあった。充実していた」と涙を浮かべた。
新潟で開催された2024年の日本選手権は8位。悔しさから現役続行も模索したが、「古傷が痛み、トップレベルで戦える状態ではなかった」と引退に至った心境を語った。
新潟市中央区出身で、新潟高3年時に全国高校総体(インターハイ)で優勝。秋田大医学部を卒業後も陸上を続けてきた。
4月からは...
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