
日本航空が高純度バイオディーゼル燃料を導入した作業車両=3月19日、新潟空港
日本航空は、新潟県内で回収した使用済みの食用油を原料とする「高純度バイオディーゼル燃料」を新潟空港(新潟市東区)の作業車両に導入し、3月19日に給油作業などを報道陣に公開した。資源リサイクル業の江口佐五七商店(長岡市)が燃料を製造するなど「地産地消型」で二酸化炭素(CO2)排出を実質ゼロとし、環境対策を図る。
CO2排出削減が業界課題となる中、日航は2022年以降、全国各地の空港で作業車両の軽油をバイオ燃料へと転換を進めている。
新潟空港は全国の空港で17カ所目となり、北信越地域では初めて。航空貨物や手荷物のコンテナを引っ張るトーイングトラクター3台に、不純物を取り除き、透明度が高い高純度バ...
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