
江口佐五七商店が導入した高純度バイオディーゼル燃料の製造プラント=長岡市福道町
新潟県長岡市福道町で資源リサイクル事業を手がける「江口佐五七商店」は、食用廃油の不純物を極限まで取り除いた高純度バイオディーゼル燃料(BDF)の製造プラントを導入した。主成分であるメチルエステルの純度は99%で、世界最高品質だという。二酸化炭素の増加を抑える軽油代替燃料として販売を始めるとともに、廃油回収も推し進め、地域のエネルギー資源の有効活用に貢献する。
江口佐五七商店は1886(明治19)年の創業。段ボールや新聞、鉄、古着などの回収、リサイクルを手がける。食用廃油の回収とBDF製造は、15年ほど前に取り組みを始めたが、従来の精製方法は不純物の除去が不十分だったことから、休止していた。
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