ドローン撮影した画像を使って松くい虫の被害木を探した現地検証=長岡市寺泊野積
ドローン撮影した画像を使って松くい虫の被害木を探した現地検証=長岡市寺泊野積

 松くい虫による被害の軽減に向け、新潟県は大学と企業との産学官で、ドローンなどを使用して遠隔地から測定するリモートセンシング技術を用いた被害調査の研究を進めている。地上で被害木を探す際に、ドローンで撮影した被害状況の画像を役立てる。県は長岡市で現地検証を実施。効果を見極めて市町村に活用を促していく。(報道部・渡辺隼人)

 1月中旬、マツが立ち並ぶ長岡市寺泊野積の県有林で現地検証が行われた。県職員、新潟大農学部の村上拓彦准教授や学生、空中写真測量などを手がける「オリス」(新潟市中央区)の社員ら約10人が参加した。

 検証では、オリスが2024年11月に同じ場所をドローンで撮影した画像を使用した。近赤...

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