
秋の連休中、大勢の観光客でにぎわった観光施設「史跡佐渡金山」=2024年10月、佐渡市相川地区
「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」の世界文化遺産1975年に発効した世界遺産条約に基づき、歴史的建造物や遺跡を対象にユネスコが人類共通の財産として登録する。国内では姫路城などが登録されている。世界遺産にはほかに、貴重な生態系などの自然遺産と、文化と自然の要素を併せ持つ複合遺産がある。登録の可否は世界遺産委員会が決める。登録をはじめ、2024年は島の文化や歴史が国内外で高く評価された。こうした動きを好機と捉え、新潟県佐渡市は25年度の施策で最大限活用していく。国内外での認知度アップを進めるほか、登録などの効果が一過性のものにならないよう島内外で取り組む。
世界遺産登録に加え、24年は小木町の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)選定や、「佐渡無名異焼(むみょういやき)」の「国の伝統的工芸品」への指定が重なった。
インバウンド(訪日客)誘致に向け、フランスで行う佐渡市単独のプロモーション事業関連で1023万円を盛った。秋ごろに数日間開催する予定。能や無名異焼、食、自然などを...
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