
佐渡市役所
新潟県佐渡市の渡辺竜五市長は3月25日の定例会見で、5月に佐渡市梅津に移転新築する市立両津病院の建設事業費が、3年前の予算設定時に比べて8億円増の約59億円に膨らむ見通しを示した。物価高騰の影響などが要因だとしている。
新病院は旧両津文化会館跡地に設置。地上4階、地下1階で、現在稼働している60病床と八つの診療科は維持する。渡辺市長は建設事業費の増加について「材料費や精密機器の値段が上がっている」と説明。JA県厚生連佐渡総合病院の経営難などを挙げて、「計画時とは医療環境が大きく変化している」とし、両津病院でもコスト削減などの見直しを図る考えを示した。
派遣看護師の欠員などの影響で重症者など緊...
残り216文字(全文:516文字)