地元食材を使った昼食を食べる見学会参加者ら=佐渡市鷲崎
地元食材を使った昼食を食べる見学会参加者ら=佐渡市鷲崎

 「離島留学」を検討している家族向けの見学会が、新潟県佐渡市鷲崎の内海府小中学校で開かれた。新潟市から小中学生と保護者の5人が参加。校舎内外を見て回り、少人数でも密接な人のつながりを感じ取っていた。

 内海府小中学校は2025年度の新入生がおらず、児童・生徒が計10人となる。そのうち離島留学生が8人を占め、地元出身の2人は中学3年で卒業を控える。学校存続の危機感が広がる中、見学会は地元関係者らでつくる「海府桜『さっちゃん』でつながる会」が3月21日に開いた。

 参加者は、複式学級の授業を見学したほか、地元産のタラやワカメを使った昼食を堪能。大野亀、二ツ亀なども散策した。

 離島留学中の保護者とも交流...

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