新潟県庁
新潟県庁

 新潟県は3月28日、新潟市中央区で医療審議会を開き、県が新たな地域医療構想の策定を行うことを報告した。高齢化や人口減少を見据えた国の方針を受けた対応。病床区分の変更や2次医療圏としていた構想区域の見直しの検討なども行い、2026年度中の策定を目指す。

 現在の県地域医療構想は、団塊世代が全員75歳以上となる25年に向け、2次医療圏ごとに病床機能の役割分担と連携を進めるために17年に策定された。

 今後は医療と介護の両方が必要になる高齢者の増加や、医療従事者の人手不足などが見込まれ、国は持続可能な医療提供体制をつくるため、地域医療構想の見直しの議論を進めている。

 国が検討中の新たな構想では、高齢者...

残り245文字(全文:545文字)