三条市が導入したトイレカーの内部
三条市が導入したトイレカーの内部

 三条市は災害に備えて水洗式の洋式トイレと小便器を備えた「トイレカー」1台を初めて導入した。洋式便器に暖房便座や温水洗浄機能が付いているなど快適さが特長。災害によって市内で断水が発生した際、避難所で仮設トイレとして活用する。

 導入されたトイレカーは小型トラックの荷台にトイレ室を設けたタイプ。幅約1・5メートル、奥行き2メートルの室内には、簡易水洗式大便器と簡易水洗式小便器を1基ずつ備えている。手洗い用のシンクや化粧鏡、冷暖房エアコン、換気扇など、快適に利用するための設備も充実している。

 滝沢亮市長は3月の定例記者会見で、昨年の能登半島地震の被災地では断水によるトイレ環境の悪化が深刻な問題となっ...

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