3月26日に発生した新潟県柏崎市高柳町門出の県道崩落から、4月2日で1週間となった。通行止めが続き、門出地区の住民が介護施設のデイサービスを受けられなくなるなどの影響が出ている。一方で、高齢者向けの弁当や新聞配達を住民らが請け負い、十日町方面へ遠回りをして届けるなど、地域で助け合いの輪が広がっている。

 県柏崎地域振興局によると、県道の崩れた部分は幅、長さとも約40メートル。崩落で土中の水道管が破損して断水も起きたが、3月30日に解消した。ただ、門出地区と荻ノ島地区の間の約200メートルで通行止めが続いており、復旧の見通しはいまだ立っていない。

 高柳町岡野町の特別養護老人ホーム柏柳(はくりゅう)の里では、...

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