
新潟市内を走る連節バス。市は老朽化が進んでいるとして、新車両の購入を検討している=4月7日、新潟市中央区
新潟市が購入し、新潟交通(新潟市中央区)が運行する連節バスの車両が老朽化したとして、新車両の導入が検討されている。市と新潟交通は、1台で多くの人を輸送できる連節バスは運転手不足対策に役立つとして、購入を目指す。ただ多額の費用が必要なことなどから慎重な声もあり、難航も予想される。
連節バスは、2015年9月に開業した新バスシステム・BRT(バス高速輸送システム=23年にBRTの名称廃止)で、大量輸送が可能な車両として導入された。エンジンはスウェーデン製、車体はオーストラリア製で1台約8000万円。新潟市が車両や乗り換え拠点を整備し、新潟交通が運行する「公設民営方式」の下、市が購入した。
価格は...
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