公民権停止に関する事務処理ミス、小千谷市2024年度11件…選挙管理委員会へ必要な通知せず

　小千谷市は１４日、公民権停止になった人に関する選挙管理委員会への通知を行っていなかった事務処理ミスが、２０２４年度に１１件あったと発表した。このミスに伴い、２４年１０月の衆院選で選挙権のない人に投票所入場券が発送されるケースが２件あったが、投票はなされなかった。

　市などによると、罰金刑以上の有罪判決が確定した人については、戸籍がある市区町村へ検察庁から通知がある。このうち公民権停止に該当する人について、市は住民票がある市区町村選管へ通知する必要があったが、担当者が理解していなかった。

　宮崎悦男市長は「深くおわび申し上げる。職員への指導を徹底する」とコメントした。