7年ぶりに巨大なスゲ牛が集落を練り歩いた=妙高市下平丸
7年ぶりに巨大なスゲ牛が集落を練り歩いた=妙高市下平丸

 妙高市の山あいにある下平丸地区で、「もぐさ観音祭り」が開かれた。地区の伝統であるスゲで作った巨大な牛が集落を練り歩く行事が、7年ぶりに復活した。春の日差しが降り注ぐ中、住民らが太鼓の音を響かせながら集落を回り、豊作や家内安全を願った。

 下平丸地区では、4月18日の観音様のご開帳日に合わせ、前後の日曜日に祭りを開いている。今年は19日に開かれた。巨大スゲ牛の練り歩きは、高齢化による引き手不足などにより、2018年に行われてから途絶えていたが、復活を願う声が住民から上がり企画された。過疎地域の活動を支援する「妙高里山応援団」のメンバーらも引き手に参加した。

 スゲ牛は全長約2メートル、高さ約1・2...

残り168文字(全文:468文字)