
市職員に見送られ、退庁する米田徹市長=4月23日、糸魚川市役所
糸魚川市が合併して20年にわたりかじ取り役を務めてきた米田徹市長が23日、任期満了を迎え退任した。市役所で退任式が開かれ、「さまざまなことを一体感を持って進められたのは皆さんのおかげ。一緒に仕事ができたのは、人生最大の喜びだった」と感謝を述べた。
米田市長は旧糸魚川市議を経て、旧能生町、青海町との合併に伴う2005年の市長選で初当選。5期20年を務め、国内で初めて認定された「世界ジオパーク」を生かしたまちづくりや、糸魚川大火からの復興に尽力した。
市職員約300人が集まる中、米田市長は任期中の出来事を振り返り、「ジオパークを生かして、合併後の一体感の醸成に取り組んできた。今後、市には期待感と...
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