
ランの練習をする永田務。自宅近くの農道を毎日走る=新潟市西区
パラリンピック東京大会男子マラソン(上肢障害T46)の銅メダリストで、トライアスロンに転向した永田務(41)=村上市出身・サムティアセットマネジメント=が、2028年ロサンゼルス大会に向け動き出している。世界ランクを上げたものの、「東京パラ後は注目されず、パラアスリートの将来に不安を感じる」と吐露。「行動と言葉で社会を変えたい」と鋭いまなざしで語る。(報道部・山田史織)
T46マラソンが24年パリ大会で除外されたことを受け、23年3月にトライアスロンへの転向を表明。陸上の別種目に移る選手が多い中、トライアスロンへの憧れが決め手になった。「地元の村上・笹川流れ国際トライアスロン大会を6歳頃から...
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