築約120年の土蔵を改修した燕市産業史料館のミュージアムショップ=燕市大曲
築約120年の土蔵を改修した燕市産業史料館のミュージアムショップ=燕市大曲

 燕市産業史料館(大曲)に1日、ミュージアムショップがオープンした。敷地内にある築約120年の土蔵を改修したもので、市内の職人による鎚起(ついき)銅器製品や、企画展に関連した作品などを展示、販売する。

 2024年度の内閣府による「SDGs未来都市」の選定に伴う取り組み。市は同史料館の機能強化に向け、デジタル機材の導入や、古民家を使った地域づくりで知られるドイツ人建築士、カール・ベンクスさん(82)=十日町市=の協力で土蔵のリニューアルを進めてきた。総事業費は5981万円。

 土蔵は市内の庄屋の米蔵として1900年に建てられた。同館に移築後、86年から工芸館として活用されていたが、近年は倉庫となっ...

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