
登山の安全を願い、粟ケ岳の加茂市側で行われた山開き神事=29日、加茂市宮寄上
新緑の登山シーズンを迎えた日本三百名山の一つ粟ケ岳(1293メートル)の加茂市側で29日、68回目の山開きが行われた。宮寄上の中央登山道登り口には早朝から愛好家ら約60人が集まり、加茂山岳会が神事を行って山の無事故を祈った。
山岳会などによると、加茂、三条両市にまたがる粟ケ岳は、加茂市側からの登山道が比較的急坂な分、距離が短く、山頂までは3時間半ほどという。
加茂山岳会の会長(74)は「この時季ならではの残雪と新緑、躍動感あふれる自然を満喫してほしい」とあいさつ。ただ、山中は残雪が多い上、登山道が崩落したり、ひびが入ったりしている場所があるとして注意を呼びかけた。
仲間と訪れた長岡市の男性(...
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