
境内に鮮やかに咲くボタン=4日、佐渡市長谷
「花の寺」として知られる佐渡市長谷の長谷寺で3、4の両日、恒例の「ぼたんまつり」が開かれた。気温が上がらなかったため例年より開花は遅れ気味だが、好天に恵まれた4日は多くの人が訪れた。境内の茶席で一服したり、色とりどりに咲くボタンを眺めたりして楽しんでいた。
長谷寺では古くから薬用としてボタンが植えられ、現在は約20品種、約1000株が咲き誇る。今年は気温の低い日が続いたことなどから、4日時点では半数以上がつぼみの状態だ。住職の富田宝元さん(84)によると、8日ごろから見頃になる見込み。
4日は茶道裏千家淡交会佐渡支部の青年部が席主を務める茶席が設けられ、無料でお茶や菓子が振る舞われた。訪れた...
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