講義を受ける県立大国際経済学部の1年生。来年度、データサイエンスを含む3コースに分かれて学びを深める=新潟市東区
講義を受ける県立大国際経済学部の1年生。来年度、データサイエンスを含む3コースに分かれて学びを深める=新潟市東区

 大量のデータを分析し、事業戦略や課題解決に生かす「データサイエンス」を実践する人材を育成しようと、新潟県立大(新潟市東区)をはじめ県内大学が強化に向け動き出している。通信技術の発展に伴い、幅広い業界でデータ収集が急速に進む中、データを効果的に活用できる人材へのニーズは高まる。企業間で人材の獲得競争激化も予想され、県内企業とのマッチングが進むか注目される。(報道部・阿部秀哉)

 4月中旬、県立大の大講義室で国際経済学部の1年生が「経済数学入門」の講義を熱心に受けていた。

 同学部には本年度「データサイエンス経済コース」が新設され、学部定員は10人増の100人となった。現1年生が進級時にコース選択す...

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