
再建が進む妙照寺の本堂。工事の無事を祈って棟上げ式が行われた=佐渡市市野沢
2021年に火災で焼失した妙照寺(佐渡市市野沢)の本堂の再建が進んでいる。再建を請け負った企業には島内の専門学校で伝統建築を学んだ卒業生も入社しており、思い入れのある地で、初の新築現場に汗を流している。
旧佐和田町史などによると、妙照寺は、13世紀に佐渡島へ流刑となった日蓮が、およそ2年を過ごした場所に建てられたとされる歴史ある寺。県内外から多くの参拝者が訪れていたが、21年12月の火災で本堂や祖師堂など4棟を焼失した。全国の寺院からの寄付などを基に、今年4月から現場で本堂の建設が始まった。
再建を担当するのは、社寺建築を専門とする岡田トラスト総業(出雲崎町)。全国で...
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