
見附市は、中長期財政見通し(2024〜33年度)を示し、25年度から毎年度、歳出超過が続く厳しい財政状況にあるとした。貯金に当たる財政調整基金(財調)残高は、33年度に市が最低限確保するべき額とする10億円規模にまで、減少する見通しだ。ただ、24年度に示した中長期財政計画(21〜30年度)では、30年度に財調がなくなるとしており、状況はやや改善した。ふるさと納税の好調を受け、歳入を多く見積もったことが要因だ。
市は22年2月に中長期財政計画を初めて作成。24年度に更新した計画では、30年度に財調が底を突く見込みとなっていた。ふるさと納税の寄付額は、22年度の実績を基に年5479万円としていた...
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