セナミスミレの花を観察する瀬波小5年生=村上市瀬波温泉1
セナミスミレの花を観察する瀬波小5年生=村上市瀬波温泉1
セナミスミレの花を観察する瀬波小5年生=村上市瀬波温泉1
セナミスミレの花=村上市瀬波温泉1

 村上市の瀬波小学校の児童が、県の絶滅危惧種に指定されているセナミスミレの観察会を開いた。瀬波海岸を訪れた植物学者、牧野富太郎が名付けたとされるセナミスミレ。子どもたちは保護活動に取り組む地元の人たちから現状を聞き、地域の宝を守っていく大切さを学んだ。

 5年生34人は総合的な学習で「瀬波海岸の自然」を学んでおり、9日に授業の一環で観察会を行った。地元の「セナミスミレを育む会」のメンバーと、新潟大学の森田龍義名誉教授が解説役を務めた。

 セナミスミレは生息域の砂丘が浸食されるなど、個体数が減っている。子どもたちは紫色の小さな花を探し、花びらや葉を観察して「草が多い所には生えにくい」など特徴をメモし...

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