
十日町市の棚田を描いた作品について説明する橋本直行さん=弥彦村弥彦
長岡市寺泊地域の洋画家、橋本直行さん(62)の作品展「風に立つ 自然へのまなざし」が弥彦村の弥彦の丘美術館で6月1日まで開かれている。日本海や棚田といった県内の風景などを注意深く見つめ、丹念に描いた油彩画19点が展示されている。
橋本さんは寺泊出身で20代から本格的に創作活動を始め、県内のほかに沖縄の景色も描いている。
今回の会場では、日本海の海岸で遠くを見つめる橋本さんの妻や、信濃川と山地に挟まれた長岡市内の眺望を切り取った作品が並んだ。十日町市の星峠の棚田を描いた作品は、完成まで1年ほどかかったといい、豊かな色彩で細やかに描写している。
橋本さんは「自然や人を観察する中で絵にしたいものが...
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