ＮＳＴ本社＝新潟市中央区
フジテレビ系列局のＮＳＴ新潟総合テレビ（新潟市中央区）は１９日、２０２５年３月期の単体決算を発表した。売上高は前期比１１・１％減の６０億４０６万円だった。元タレント中居正広氏の「性暴力」に端を発する一連の問題についてＮＳＴは「今年１月以降の広告収入の面で影響はあった」と説明した。
一連の問題を受け、県内で流すローカルＣＭを見合わせた企業が相次いだが、「一部に戻っていない企業もある」という。減収の影響もあり、営業利益は前期比１６・６％減の４億５７７１万円だった。
また、ＮＳＴは１９日、非常勤取締役を務めるフジ・メディア・ホールディングス取締役相談役の日枝久氏（８７）の退任を発表した。６月２０日の株主総会と取締役会で正式決定する。
日枝氏は１９９４年にＮＳＴの取締役に就任。退任理由についてＮＳＴは「個別の人事については答えられない」としている。新たな非常勤取締役には安田美智代・フジテレビジョン取締役（５５）が就く。
このほか、大橋武紀代表取締役会長ＣＥＯ（８０）が...
残り137文字（全文：574文字）
