
今季の最終戦となった第22節広島戦を終え、サポーターに晴れやかな表情を見せる新潟Lの選手ら=17日、ビッグスワン
WEリーグのアルビレックス新潟レディースは、4位で今シーズンを終えた。序盤戦で苦しみながらも盛り返し、過去最高だった昨季と同じ順位を守った。「本気でタイトルに挑む」と目標を掲げ、攻守に新たな挑戦を続けた新潟Lの今季を振り返る。(運動部・手嶋理)
タイトルに挑んだ心意気とは裏腹に、序盤戦はもがいた。パスを回してもゴールに迫れず、プレスをかけても背後のスペースを狙われ失点し、黒星が先行。第5節を終え、9位と下位に沈んだ。
課題が見えた中、まずは守備から改善に取り組んだ。素早い攻守の切り替え、ブロックを組んで押し返す練習を繰り返し、スペースをつくらないように選手の距離感も修正した。第8節から結果が出始め、...
残り1487文字(全文:1791文字)