
2度のがんの診断や治療の経験について語る俳優の原千晶さん=25日、新潟市中央区万代3
がんになっても安心して暮らせる社会の実現を目指す啓発イベントが25日、新潟市中央区の新潟日報メディアシップで開かれた。2度がんを経験した俳優の原千晶さんらが講演し、来場者は検診の大切さを実感していた。
イベントは新潟日報社が主催。原さんのほか、新潟大や県立がんセンター新潟病院の医師らも最新の治療法などを講演で紹介し、延べ約300人が来場した。
原さんは、30歳だった2005年に子宮頸(けい)がん、09年に子宮体がんと診断された経験を紹介。子宮頸がんと診断された際、医師に勧められた子宮の全摘出は選ばなかった。その後、毎月の検診を自ら中断。子宮体がんが見つかった際には、リンパ節への転移も確認されたという。
原さんは...
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