
アクアポニックス分野に進出し、改装中のコンドウ印刷の倉庫=長岡市南陽2
長岡市南陽2でラベル・シール印刷を手がけるコンドウ印刷が、植物と魚を同時に育てる「アクアポニックス」に進出した。4月に新会社アクアフロニックスを設立。先駆けて取り組んでいる長岡市上前島1のプラントフォームと提携して、チョウザメの養殖と食用バラの栽培に取り組む。
コンドウ印刷は1977年創業で、食品や自動車部品のラベルなどを手がけている。売上高は2024年3月期が3億1千万円で、近年は横ばいとなっており、事業の多角化を模索していた。
アクアポニックスは、バクテリアが分解した養殖魚の排せつ物を、水耕栽培に使う農産物の肥料にする仕組み。循環型農業として関心が高まっている。新会社ではチョウザメを養殖するとともに、バラに...
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