神楽舞の練習に励む北紘子さん
神楽舞の練習に励む北紘子さん

 長岡市李崎町(すもんざきまち)に200年以上前から伝わる「李崎神楽」の保存会に、初めて女性メンバーが加わった。李崎町の住民以外が舞い手を務めるのも初めてで、7月15日に長岡市与板地域の都野(つの)神社で行われる夏祭りで舞台に立つ。夏祭りに向け練習を重ねており「見る人が活気づくような舞に仕上げたい」と意気込んでいる。

 笛や太鼓のおはやしに合わせ、鈴や祭具を持った腕を力強く振りながら、軽快にリズムを取る。ベテランの男性たちに交じって練習するのは、与板地域在住の北紘子さん(45)だ。「体が小さい分、ダイナミックに見せたい」と、動作一つ一つに集中する。

 京都出身で、6年前に夫の仕事の都合で与板に移り...

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