島内の団体と一緒に、竹林整備に取り組むジャスミン・ブラックさん=佐渡市長谷
島内の団体と一緒に、竹林整備に取り組むジャスミン・ブラックさん=佐渡市長谷

 異国からやってきた移住者たち。佐渡の自然に、暮らしに、人に魅せられ、それぞれの居場所を見つけた。今やすっかり「佐渡もん」。外国人移住者の歩み、目に映る佐渡を紹介する。

 竹林整備にミミズクの生息調査、土壌の研究…。さまざまな活動で、ジャスミン・ブラックさんは島内のフィールドを駆け回る。「佐渡の自然は豊か。森や植物の多様性を守らなければならない」と語る。昨年4月、新潟大学佐渡自然共生科学センター里山共生研究部門の特任准教授に就任し、自然と若者をつなぐ役割を担っている。

 英国出身で、自然が好きな両親に育てられた。子どもの頃は、児童書「ピーターラビット」のモデルになった湖で泳ぎ、登山をして休日を過ご...

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