学生フードバンクの運営について打ち合わせをするメンバー=新潟市西区
学生フードバンクの運営について打ち合わせをするメンバー=新潟市西区

 コメ価格の高騰や物価高で困窮する大学生を支援しようと、新潟大の学生有志がフードバンクの団体を結成し、今月下旬から食料の配布を始める。学生によるフードバンク活動は全国的にも珍しいという。メンバーは「食生活の困難を抱える学生は多い。支え合いの仕組みをつくりたい」としている。

 団体は4月中旬に結成された「学生フードバンク ソレイユ」。共同代表に就いた創生学部3年の岩田文月さん(20)が、周囲に食事を減らしている人がいると知り、問題に感じたのをきっかけに発起人となり、創生学部や農学部の1〜3年生12人が集まった。

 5月に新潟大生にアンケート調査をしたところ、回答した約170人のうち食生活に不安や悩み...

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