
東山寺山門修復工事のため、運び出される広目天=三条市小滝
三条市小滝の曹溪(そうけい)山東山(とうざん)寺で、山門の修復が行われている。収蔵する市文化財の四天王像が搬出され、見学再開は来春ごろの見込み。
東山寺は鎌倉時代に開かれたと伝わる。山門は江戸時代中期の建造とされ、部材の欠損や傾きがあり屋根も変形、雨漏りも確認されていた。昨年1月の能登半島地震でも被害を受け、改修が決まった。
四天王像は年代不詳。南北朝時代との説もある。山門の修復は5月に着工し、四天王像は一部解体されて運び出された。住職の川上徹宗(てっしゅう)さん(52)は「四天王はしばらく不在ですが、来春には山門に戻ります」などと話した。
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