
就職差別の現状と撤廃するための課題を共有した集会=16日、新潟市中央区
出生地や家族構成などを尋ねる不適切な採用選考をなくそうと、就職差別撤廃県集会が16日、新潟市中央区の新潟ユニゾンプラザで開かれた。差別につながる面接や書類の提出を防ぐために、参加者が現状と課題を共有した。
県同和教育研究協議会(県同教)などでつくる実行委員会が主催し10回目。県内の高校教諭や自治体職員ら約240人が参加した。
集会では、部落解放同盟東京都連合会の近藤登志一書記長が講演した。昨年、テレビの情報バラエティー番組で出演者が、就職差別解消を推進する東京都の啓発動画に対し、「都が作っていることに驚いた。暇なんだな」などとやゆする発言があったと紹介。「公正採用選考がいまだ社会に浸透してい...
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