光跡を描いて飛び交うホタル=6月17日午後8時過ぎ、上越市大島区仁上(許可を得て撮影)
光跡を描いて飛び交うホタル=6月17日午後8時過ぎ、上越市大島区仁上(許可を得て撮影)

 上越市大島区仁上(にがみ)のほたる公園でホタルが舞っている。17日夜も50匹ほどのホタルが乱舞し、訪れた人は柔らかな黄緑色の光がつくる幻想的な世界を楽しんでいた。

 地元住民でつくる「仁上ほたるの会」が生育環境を守るため、水路の草刈りや幼虫の餌となるカワニナへの餌やりを30年近く続けている。ほたるの会の武田銀一さん(75)によると、今年は9日ごろに姿を現した。今冬の大雪で水温が低く、気温も上がらず、例年より10日ほど遅いという。

 17日夜は公園の広場でゲンジボタルが舞い、周辺の田んぼのあぜではヘイケボタルが飛び交った。家族で訪れた女の子(3)は「たくさん光ってすごくきれい」と喜んでいた。

 公園...

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