独創的な作品が並ぶ古川憲さんの彫刻展=18日、長岡市弓町1
独創的な作品が並ぶ古川憲さんの彫刻展=18日、長岡市弓町1

 里山をテーマに自然や動物を彫刻で表現する古川憲(あきら)さん(80)の作品展が22日まで、長岡市弓町1のアトリウム長岡で開かれている。傘寿を迎えて開いた人生初の個展で、人物やリス、カブトムシをかたどった作品から抽象的な作品まで、50点が並んでいる。

 元中学校教諭で、定年退職後に新しいことに挑戦しようと、彫刻を始めた。「いずれは人が作品の前で立ち止まり、話題にしてもらえるような彫刻を」という思いで県美術展覧会などに出品し、入賞、入選を重ねた。

 木彫が中心で、作風は20年の間に、具象から抽象へと移り変わってゆくのが分かる。抽象では、木の表面をバーナーで焼き焦げ目を付け、枯れ葉で埋め尽くされた里山...

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