有沢製作所(上越市)は2025年度から5カ年の中期経営計画を策定した。電池などの次世代技術を視野に新規事業領域の創出に力を入れる。29年度の売上高を24年度比40%増の700億円以上、営業利益を同73%増の85億円以上を目標とする。

 29年度の市場について、生成AI(人工知能)、次世代エネルギーの普及、モビリティ(乗り物)の電動化などが進んでいくと想定。主にこれらの分野を新規事業領域と位置付け、売り上げ構成の比率を24年度の15%から40%に引き上げる。

 主力の電子材料事業では、高速通信や大容量化などの市場ニーズに対応する。産業用構造材料・電気絶縁材料では、モビリティ向けの次世代電池、軽量構...

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