植木組(柏崎市)は、2025年度から3カ年の中期経営計画を策定した。民間建築分野の受注拡大やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、人財育成に力を入れ、連結ベースで27年度の売上高は24年度比28%増の650億円、営業利益は同19%増の34億円を目標に据える。

 公共工事の発注が減少する中、営業面では民間建築の増加、受注強化を進める。単体ベースの自社の事業別シェアは建築が42%(22〜24年度平均)。これを5割に引き上げて、土木系並みとなるよう大型受注に注力する。既に24年度から民間設備投資など大型工事の営業活動を強化し、受注高は23年度と比べ、7割増となった。

 技術、人財力強化では生...

残り171文字(全文:471文字)