
掲載作品などの朗読を放送するFMながおかのスタジオ。編集長の小野塚純夫さん(左)らが出演する=長岡市今朝白1
市民有志の文筆家でつくる長岡市の「長岡ペンクラブ」は、年刊誌「Penac(ペナック)」の50号を発行した。節目を記念した特集を組み、創刊当時の思い出や半世紀の歴史などを振り返っている。ペナックは文芸作品だけでなく、長岡空襲の体験の聞き書きを掲載するなど、戦争体験の継承にも貢献してきた。今後も自由に書いて表現したいという思いに応え、出版を続けたい考えだ。
50号は300ページ超。従来通り評論、創作、随想、詩歌などの重厚なメニューを収めている。特集は長岡ペンクラブの歴代会長や創刊時からのメンバー、若手会員らが筆を執った。
執筆者の一人は、老若男女による文芸を楽しみたいという強い気概が、半世紀の長寿につながったとした。別の...
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