公明党県本部の会議に出席し、参院選での支援を要請した自民党の小林一大県議(右)=12日、新潟市中央区
公明党県本部の会議に出席し、参院選での支援を要請した自民党の小林一大県議(右)=12日、新潟市中央区

 公明党新潟県本部は、夏の参院選新潟選挙区(改選数1)に自民党公認で立候補を予定する小林一大県議の推薦に向けた手続きに入った。自民、公明両党の県組織間では県議会運営などを巡り溝があるとされ、当初自民側の推薦打診の動きは鈍かった。一時は決裂の可能性もあったが、6月22日と目される公示まで約1カ月に迫り、激戦の予想に危機感を募らせた自民側が歩み寄った格好だ。

 12日、新潟市のホテル最上階。公明県本部の志田邦男代表ら幹事10人ほどが非公開で会議を開いていた一室に、小林氏と自民県連の小野峯生幹事長が入った。小林氏が自民の公認候補予定者となり10カ月。初めて公式に整った、公明への推薦要請の場だった。

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